愛着の投稿文たち 2真冬には、ヨーグルトが固まりにくくなることを知らず・・・こんな一文が出来ました。 「小さな命」 「あ~っ、出来てない~~!」 カスピ海ヨーグルトをご近所の方からいただいたのは、もう2年近く前のこ と。面倒くさがり屋の私だが、これだけは欠かさずに作ってきた。 夜、少量を「タネ菌」としてマグカップに入れ、牛乳を注いでかき混ぜる こと100回。朝起きる頃には、しっかり固まっている。 「作るのが面倒だな」「今日は食べたくないな」という日も、頑張ってき た。その甲斐あって、友達が「毎日大変だからやめたわ」と挫折していく 中、こうして食べ続けることが出来た。 しかし今朝は、固まっているはずのヨーグルトが、まったくとろみのない 状態。こんなことは初めてで、何がいけなかったのかと混乱した。混ぜても 混ぜても変化なし・・・ショックだった。 我が家で育ったヨーグルトが途絶えてしまうと思うと、長年可愛がってき たペットが亡くなってしまったような感覚だった。 すぐに捨てる気にはなれず、マグカップをしばらく放置しておいた。昼過 ぎになっても、諦めきれず、かき混ぜてみた。すると、わずかではあるがと ろみがついている。 「生き返った!!」 危篤状態から人工マッサージで息を吹き返したよう。ささいなことなのに、 心底うれしかった。 こんなに小さな命にさえ情がわくのだ、と思った。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|